2021年7月28日水曜日

幸せになれる?ドクターイエロー


 こんにちは。光電器製作所の石川です。


 新幹線の車体は白色をベースとしたものですが、黄色に塗られた車両も存在しています。それは東海道新幹線・山陽新幹線で運転している事業用車で、新幹線電気軌道総合試験車のことですが一般的には愛称のドクターイエローと呼ばれています。この愛称の由来は、車体の黄色と、保守点検を医者のように診ていると例えていることから来ています。しかし事業用車のため乗客が乗車することはできません。

 ちまたではドクターイエローを見ると幸せになれると言われているようなので見に行くことにしました。まずは情報収集です。ドクターイエローの運行情報は正式には公開されていませんが過去の運行日程より推測されています。運行しているのは東京-博多間でここを2日かけて1往復します。1日目東京→博多、2日目博多→東京となります。これを月3往復程度運行します。運転時刻は概ね決まった臨時列車の運転時刻に沿って運転されています。ネットの掲示板で目撃情報が上げられており1日目の運航日が判明したので翌日見に行ってきました。

 やってきたのは滋賀県栗東市の道の駅アグリの郷栗東です。

 



ここは新幹線の線路から100メートルの距離にあり線路に防音壁が無い部分があるのでそこから新幹線の車体が見えます。この道の駅で新幹線がやってくるのを待ちます。予定時刻が近づいてくると見物する人が増えてきました。そして遂に黄色の車体が見えてきました。

 


この付近は時速275kmくらいで走っているので一瞬で通り過ぎていきました。

幸せが訪れた実感は有りませんが見ることができてとてもハッピーな気持ちになりました。ドクターイエローに興味を持った方はぜひ見に行ってください。幸せになれるかもしれませんよ。


 

2021年7月14日水曜日

製造部 業務紹介

こんにちは。光電器製作所の伊原です。

 今回は、現在の生産方式について簡単にですが、ご紹介したいと思います。

 現在の生産ラインの編成人員は14名と違いはありますが、生産方式は統一して「一個流し生産」という方式で生産を行っています。

 一個流し生産とは、言葉の通り1個ずつ作っていく方式になり、多品種・小ロット生産の増加に伴い、ロスなく対応する為、この方式を取り入れています。これと反対に大量生産でまとめて生産する方式を「バッチ生産」と言います。

 では、バッチ生産と一個流し生産とは、どういった方式なのか、紹介していきます。

 仮にAさん、Bさん、Cさんの3人で5枚の紙を1回ずつ半分に折る作業(1回折る工数を2秒とする)を行うとします。

バッチ生産では

  ①Aさんが紙を5枚折り終えてから、Bさんに渡します。(5枚×2秒=10秒)

   この時Bさんは10秒手待ちになります。(手待ち=何もしていない時間)

  ②Bさんが紙を5枚折り終えてから、Cさんに渡します。(10秒)

   この時Aさんが作業を始めてから、Cさんが作業を始めるまで20秒の手待ちがあります。

  ③Cさんが紙を5枚折り終えます。(10秒)

 バッチ生産ではAさんからCさんまでが5枚の紙を折り終えるまで30秒かかりました。

 

一個流し生産では

  ①Aさんが紙を1枚折る度に、Bさんに渡します。(5回繰り返す)

   この時Bさんの手待ちは2秒になります。

  ②Bさんも紙を1枚折る度に、Cさんに渡します。(5回繰り返す)

   この時Aさんが作業を始めてから、Cさんが作業を始めるまで4秒になります。

  ③Cさんが紙を5枚折り終えます。

 一個流し生産ではAさんからCさんまでが5枚の紙を折り終えるまで14秒で終わりました。

 作業時間は変わりませんがBさんとCさんの手待ち時間が短縮されて、半分の時間で生産することが出来ました。

 一個流し生産では、一つずつ作ることによって、製品を早く作ることが出来ます。

 この方式を取り入れて、複数人で生産する場合は工程のバランスを整えながら、ロスなく製品が早く出来るようにラインの管理を業務の一つとして、日々業務に励んでいます。