2020年5月16日土曜日

外出自粛なので家で電子工作をしてみた

こんにちは。
光電器製作所の新居です。

新型コロナウィルス感染防止の為に外出自粛で迎えた今年の5月の連休は、家で電子工作に挑戦しました。

作ったものはこれ。

さて何でしょう?

電気を入れるとこんな感じ。
 


<作り方>
■材料
・砲弾型LED 64個 (光が拡散するよう表面が消しのものが良い)
・抵抗器 1/4W 100Ω 16個
・抵抗器 1/4W 1kΩ 4個
・NPN型トランジスタ 2SC1213AC 4個
・ユニバーサル基板
・ジャンパー線
・すずメッキ線
・MDF(穴を開けて治具にします)
・マイコンボードArduino(私が使ったのは姉妹品のGenuino)

■道具
・はんだごて
・ラジオペンチ
・ニッパー
・ピンセット
・ワイヤーストリッパー
・テスター
・電動ドリル
・ブレッドボード
・USB充電器とUSBケーブル(出力側は切断して赤黒線だけ先端を剥く)


■製作手順
1.LEDの点灯確認
作ってしまってから点灯しないなんてことにならないように全数点灯確認
ブレッドボードにUSB充電器で給電して点灯確認。
(過電流にならないように100Ωの抵抗器を入れる)
写真はLEDの電流値測定中

2.LEDの1層を作成
MDFに4×4のマス目に穴を開けます
開けた穴にLEDを差し込み、カソードの端子を横に倒して重ね合わせたところをはんだ付けする
4列できたらすずメッキ線で各列をはんだでつなぎ合わせて、4×4の1平面完成。
すずメッキ線はこうするとピンと1直線に張ります
巻物のすずメッキ線を適当な長さにカット
片方を電動ドリルに挟んで、もう一方をラジオペンチでつかんで引っ張りながらグリグリとドリルを回転させると…
ピンとなる

3.各層の点灯確認
同じものを4つ作成し、この段階で再度1個1個の点灯確認

4.LEDを4層積み上げ
すずメッキ線を垂直に立て、LEDのアノード端子にはんだ付けする
4層積み上げてはんだ付けするとキューブの完成
少々歪んでいるのはご愛嬌
ここでもひとつひとつ点灯確認


5.ユニバーサル基板にLEDキューブ、トランジスタ、抵抗、電線をはんだ付け

6.電線をArduinoに接続
7.点灯プログラムの書き込み
パソコンにインストールしたArduinoIDEというソフトで点灯プログラムを作成し、Arduinoにプログラムを書き込む

8.点灯!

小さいながらも初めて作ったにしてはまずまずの出来栄えかなと自己満足。
とは言え、WEBを見渡せばマニアの方々の数々の大作が...
私も次はもっと大きなものに挑戦します!

今回の製作は下記サイト他を参考にさせていただきました。
LED Cube Code Generator 4x4x4 Arduino
任意の点灯パターンをコード化するCode Genaratorと言うソフトと共に、LED Cubeの仕組みを説明されています。

2020年5月14日木曜日

LIGHT IT UP BLUE


こんにちは。光電器製作所 品質管理部の味本です。
今回は、LIGHT IT UP BLUEの取り組みについて紹介したいと思います。
毎年42日は国連が定めた世界自閉症啓発デーで、全世界の人々に自閉症を理解してもらうため、各地のモニュメントを青色にライトアップする取り組みがイギリスから始まり、現在ではアメリカや日本など世界中に広まっています。

今年に限っては今までとは様相が異なり、新型コロナウイルスの流行により、今なお大きな負荷がかかる医療現場の方々への感謝の意を示すため、この動きが広まっており、大阪でもこの趣旨に賛同し、感謝と応援の気持ちを青い光へ込めて届ける取り組みが広がっています。

我々、照明に携わる者にとって、照明は明かりとしての役割だけでなく、人々を勇気づける事が出来る事は誇らしく思います。

“ブルーライトアップ”により、少しでも多くの人の気持ちがつながり、メッセージが広がっていくこと、またこの取り組みの連鎖が、新型コロナウイルスの感染拡大防止、早期収束に向けた大きな力となっていくことを願っています。