2020年8月12日水曜日

昭和の製品紹介

こんにちは。株式会社光電器製作所 開発部の木村です。


  山川出版社より今年の6月30日に発行された「昭和のレトロ家電」の3作目、「決定版 増田さんちの昭和レトロ家電」という書籍で当社の蛍光灯スタンドが紹介されました。


 ヒカリ蛍光灯スタンド KS-15

 昭和34年頃に発売されたと思われるスタンドです。著者の増田さんより取材を受け、過去の記録を探しましたが、約60年前の商品ということで情報が残っておらず、何とか当時のカタログを探し出し、スタンドの底面にあった製造認可番号を照合して自社商品であることを確認しました。はっきりと型番が示されているカタログが昭和39年7月の物だった為、昭和39年頃という形で紹介されています。保安球カバーにいろいろなものをアレンジするのが当時流行っていたみたいですね。ウサギのカバー以外にもいろいろなカバーの商品があったようです。まさにレトロ。いい味を出してます。

 定価は980円。当時はちょっとお高い家電だったのかもしれません。


 昭和30年代と言えば蛍光灯照明が最先端の時代で昭和30年(1955年)に当社は株式会社化し、販路拡充と事業も拡大の一途でした。作れば売れる為、開発スピードも速く、とにかく生産して売りまくったと当社OBから聞いたことがあります。当社の歴史を語る商品が現存しているというだけで感慨深いものがありますね。先人たちが築き上げてきた歴史に恥じない仕事をしていきたいと思います。

 

 「決定版 増田さんちの昭和レトロ家電」は昭和30年代の日本の元気さや勢いを感じさせる家電製品を100アイテム以上紹介されています。松下電工(現パナソニック)の製品でも今では考えられないようなトガった製品が紹介されていて楽しめます。おススメです。

詳しくはこちらをどうぞ 👉 https://www.yamakawa.co.jp/product/15172


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