光電器製作所の今西です。
今年も残すところ僅かになりました。「また1年終わったか」と言うのが正直なところです。
さて、新型コロナウィルスが世の中に現れて約2年になりますが、この2年間新型コロナウィルスに世の中かき回され、多くの尊い命が奪われ、経済も世界的に大きな打撃を受けてしまいましたが、ワクチンの接種によって漸くコロナ禍の先にある収束のあかりが少し見えてきた様な気が致します。
それと共に世の中の動きも活発になり明るさが戻ってきましたが、この2年間コロナウィルス感染拡大により歯車が狂ったところの傷は深く、多くのところで需要と供給のバランスが崩れて歪となり、経済活動の妨げになっているのが現状と思います。この状況は来年も暫くは続くと言われていますが早く元に戻る事を願うばかりです。
我々の扱っているLED照明器具が世の中に現れて10年程になりますが、照明業界はフローでほぼ100% LED化を達成する事が出来ました。今後はストック需要を2030年までに100% LED化する事を目標に上げています。
LED照明器具の普及とともにコモディティ化も進んで、従来の省エネを主目的としたLED照明器具に加えて、新たな照明価値創造をしてゆく必要があります。それがコネクテッドスマートライティング(CSL),ヒューマンセントリックライティング(HCL)の普及になります。これまでの様に照明器具単体機能から照明システムとしての付加価値を求めて行く事になるでしょう。それらの動きから考えれば2010年代の照明市場はLED照明器具の普及の10年であったと思います。そして2020年代はLED照明器具の進化の10年と思います。
LED照明器具が人の生活を快適にする可能性はたくさんあります。我々はこれからもLED照明器具の可能性を高めて、人の生活を快適にできる製品の開発に努めて参ります。
若い感性がニーズを捉え、柔軟な探求心が新しい夢を生み、豊かな経験が技術を磨きます。私どもはこれからも、夢を夢に終わらせず、「絶えず研究、常に前進」をモットーに照明技術の革新へと挑戦を続けます。
今年のご支援頂きました皆さんに心より感謝致しまして謝辞とさせて頂きます。