こんにちは。光電器製作所 品質管理部 松本です。
私は部品の品質管理を担当しています。
今回は部品の検査で使用している三次元測定機について紹介したいと思います。
三次元測定機とは
計測器の一種であり、立体を三次元的に計測できる測定機です。
主に接触式と非接触式の2種類に分かれています。
当社で使用しているのは接触式です。接触式の三次元測定機はプローブのスタイラス(以下の画像を参照)を計測箇所に接触させ、座標や寸法を計測します。
図1 プローブの写真
図2 スタイラスの写真
通常接触式の三次元測定機というと「ブリッジ型」を想像すると思いますが、当社では「ハンディ型」を使用しています。
図3 ブリッジ型の三次元測定機のイラスト
図4 当社の三次元測定機
ブリッジ型は精度がとても高いのですが、サイズが大きいものが多く計測までの設定と計測に時間がかかります。
その点、ハンディ式はブリッジ式程の精度はありませんが占有スペースが少なく、短い時間で様々な形状の測定が行えるというメリットがあります。
三次元測定機ではメジャーやノギス等で計測が難しい箇所の寸法測定や、仮想線からの距離、幾何公差も簡単に計測することができます。
また量産品の検査では予めサンプルの置き方や計測場所を登録することができ、検査時には画像等でプローブを接触させる箇所を表示されるので誰でも指定通りの検査が可能です。
図5 量産品の検査の様子
以上、三次元測定機の紹介でした。
今回ご紹介した三次元測定機などを使い、常にお客様に満足していただけるモノ作りができるよう、品質管理を行うことが私のモットーです。
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