2024年3月13日水曜日

演奏会へ行ってきました

こんにちは。光電器製作所の白石です。

先日「関西フィルハーモニー管弦楽団 第343回定期演奏会」を聴きに行きました。場所は「ザ・シンフォニーホール」、JR大阪環状線福島駅から北へ徒歩約7分のところにあります。1982年朝日放送30周年記念事業の一環として建設された国内初の「クラシック音楽専用のコンサートホール」です。


















当日はあいにくのお天気で、上福島北公園のプロムナードの先に見える白亜のホールは冬の小雨の寒さと相まって凛とした佇まいに見えました。想像していたよりも「シンプルな建物だなぁ」というのが率直な第一印象です。正面のゆったりとした石段を登り、古典的かつモダンなコロネードを抜けて風除室をくぐるとメインホワイエになります。建物内は細部にまで手が込んでいるもののこれ見よがしな主張はなく、建物のもつ「気品」を感じることができます。シンプルではあるものの「クラッシック音楽を追及する」と云う事において少しの妥協もない「質実剛健な建物だな」との印象へと変わりました。


















メインホワイエの左右に分かれたグラン・エスカリエ(大階段)の天井には、藤棚を思わせるかのような紫色のシャンデリアが装飾されていて、その優美な光に誘われて歩みを進めるうちに3階グランドホワイエへとたどり着きました。ここには「ザ・シンフォニー カフェ」があり、開演前・休憩中などに軽食を取りながらくつろぎの時間を過ごすことができます。


















ホールは建物4階にあり、客席へのアプローチに少し戸惑いながらも今回の座席(ホール階基準で)「1階T11」へと無事到着。木調の落ち着きのあるホール正面には、ロゴマークのモチーフとなっているパイプオルガンが据えられ荘厳な雰囲気を醸し出しています。ステージは客席が四方から取り囲むアリーナ形式。客席数は1704席とそれほど大きくなく、1階最後列や、2階3階からでも舞台が見やすいとの定評があります。どの席でも音の差が少なく、世界的指揮者カラヤンが「世界一の響き」と評した「残響2秒」の豊かな響きを体感することができます。


















プログラムは

「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18」

「プロコフィエフ 交響曲第5番 変ロ長調 作品100」

指揮 高関健氏

ピアノ 奥井紫麻氏

管弦楽 関西フィルハーモニー管弦楽団

今回は「カラヤンが評したこのホールに一度来てみたかった」のと「ラフマニノフのこの曲を生演奏で聴いてみたかった」ということで出向いたわけですが、久しぶりにささやかですが贅沢な時間を過ごせた気がしました。プロコフィエフはやっぱりよくわかりませんでしたが。(苦笑)

もし気になるコンサート・演目があれば皆様もこのホールへ足を運ばれては如何でしょうか。







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