こんにちは。光電器製作所の伊原です。
今回は、現在の生産方式について簡単にですが、ご紹介したいと思います。
現在の生産ラインの編成人員は1~4名と違いはありますが、生産方式は統一して「一個流し生産」という方式で生産を行っています。
一個流し生産とは、言葉の通り1個ずつ作っていく方式になり、多品種・小ロット生産の増加に伴い、ロスなく対応する為、この方式を取り入れています。これと反対に大量生産でまとめて生産する方式を「バッチ生産」と言います。
では、バッチ生産と一個流し生産とは、どういった方式なのか、紹介していきます。
仮にAさん、Bさん、Cさんの3人で5枚の紙を1回ずつ半分に折る作業(1回折る工数を2秒とする)を行うとします。
バッチ生産では
①Aさんが紙を5枚折り終えてから、Bさんに渡します。(5枚×2秒=10秒)
この時Bさんは10秒手待ちになります。(手待ち=何もしていない時間)
②Bさんが紙を5枚折り終えてから、Cさんに渡します。(10秒)
この時Aさんが作業を始めてから、Cさんが作業を始めるまで20秒の手待ちがあります。
③Cさんが紙を5枚折り終えます。(10秒)
バッチ生産ではAさんからCさんまでが5枚の紙を折り終えるまで30秒かかりました。
一個流し生産では
①Aさんが紙を1枚折る度に、Bさんに渡します。(5回繰り返す)
この時Bさんの手待ちは2秒になります。
②Bさんも紙を1枚折る度に、Cさんに渡します。(5回繰り返す)
この時Aさんが作業を始めてから、Cさんが作業を始めるまで4秒になります。
③Cさんが紙を5枚折り終えます。
一個流し生産ではAさんからCさんまでが5枚の紙を折り終えるまで14秒で終わりました。
作業時間は変わりませんがBさんとCさんの手待ち時間が短縮されて、半分の時間で生産することが出来ました。
一個流し生産では、一つずつ作ることによって、製品を早く作ることが出来ます。
この方式を取り入れて、複数人で生産する場合は工程のバランスを整えながら、ロスなく製品が早く出来るようにラインの管理を業務の一つとして、日々業務に励んでいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿